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甲必丹
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カピタン
ふりがな文庫
“
甲必丹
(
カピタン
)” の例文
甲必丹
(
カピタン
)
オルフェルト・エリアスと館員一同、与力と同心が五人ずつ、吉雄幸左衛門、西善三郎、案内を出した人は一人も洩れなく先着していて
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
暦数千八百四十二年(天保十三年
壬寅
(
じんいん
)
に当る)貴国の八月十三日、長崎奉行の前にて
甲必丹
(
カピタン
)
に読聞せし令書に
因
(
よ
)
ってなり
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
甲必丹
(
カピタン
)
蘭人カランスなどから、舶来の珍器を献上させたというが、その中には兵器や戎器……鉄砲や大砲や洋刀もあろう、毒薬もあろう媚薬もあろう、拷問機械、貞操帯
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
通訳として
和蘭
(
オランダ
)
の
甲必丹
(
カピタン
)
マンスダール、商人シクス、手代ヰッセールそれに
羅甸
(
ラテン
)
語のやゝ解るドューウといふ者が立合ひ、彼等はこの日取調べる二十五箇条を箇条書にしたものを持ち
イノチガケ:――ヨワン・シローテの殉教――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
十五日は
阿蘭陀八朔
(
オランダはっさく
)
の日で、
甲必丹
(
カピタン
)
は奉行所を訪問して
賀詞
(
がし
)
を述べ、それから代官、町年寄などの家を廻って歩く。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
甲必丹
(
カピタン
)
年を期して殿下に謁見するを許さる(右は甲必丹江府の拝礼毎年なりしに寛政二年
庚戌
(
こうじゅつ
)
より五年目に定り、ここに年を期してというは
蓋
(
けだ
)
し延年を指していえるなり)
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
甲必丹
(
カピタン
)
もヘトル役も外科医も、皆、江戸で懇意にしておったので源内先生も招かれてその祝宴に連ることになった。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“甲必丹(カピタン)”の解説
カピタン(甲比丹、甲必丹、加比旦)は、江戸時代にオランダ東インド会社が日本に置いた商館の最高責任者「商館長」のこと。ポルトガル語のは、英語のに相当する、即ち「船長・隊長」の意である大航海時代には船団を率いたカピタンが商館(砦)を開設してそのまま長となることもあった。。南蛮貿易時代最初の交易国がポルトガルだったため西洋の商館長をと呼んでいたが、オランダが取って代わってからもオランダ語の商館長を意味するにはならなかった。
(出典:Wikipedia)
甲
常用漢字
中学
部首:⽥
5画
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
“甲”で始まる語句
甲斐
甲
甲板
甲冑
甲高
甲羅
甲虫
甲走
甲斐性
甲斐甲斐