“カピタン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かぴたん
語句割合
甲比丹50.0%
甲必丹33.3%
加比丹16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにそれよりも二十何年の後、西暦一七七七年に来朝した和蘭オランダ甲比丹カピタンツンベルグは、その江戸往来の旅行において次のような見聞をしている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
暦数千八百四十二年(天保十三年壬寅じんいんに当る)貴国の八月十三日、長崎奉行の前にて甲必丹カピタンに読聞せし令書にってなり
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ボーイ長が引き退ると間もなく、縮れっ毛団栗眼の、「長崎絵」の加比丹カピタンのような面をした突兀とっこつたる人物が一種蹣跚まんさんたる足どりで入って来て、皇帝の前へ直立すると、危なっかしいようすで敬礼をし
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)