“かぴたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カピタン
語句割合
甲比丹80.0%
加比丹20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすれば鴻山こうざんも、その間に甲比丹かぴたんの三次や荷抜屋ぬきやの手下どもをさとして、阿波へ渡る秘密船を仕立てさせ、万事の手筈を調ととのえておくであろう
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古伊万里こいまりの茶碗にゑがかれたる甲比丹かぴたん、(蘭人を顧みつつ)どうしたね? 顔の色も大へん悪いやうだが——
長崎小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「そのかわりにゃ、今に夜光の短刀を手にいれてよ、南蛮船なんばんせん加比丹かぴたんに持ちこんでみねえ、すぐその日から何万両の長者様だ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)