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生剥
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いきはぎ
ふりがな文庫
“
生剥
(
いきはぎ
)” の例文
また猟師に聞くと、猿を手捕にすると、よく皮を
生剥
(
いきはぎ
)
にする。皮はその儘乾かして冬着にするのださうだが、
真裸
(
まつぱだか
)
にされた猿は、自分の毛皮を見てはらはら涙を流すさうだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ここに驚き
懼
(
かしこ
)
みて、
殯
(
あらき
)
の宮
四
にませまつりて、更に國の
大幣
(
おほぬさ
)
を取りて
五
、
生剥
(
いきはぎ
)
、
逆剥
(
さかはぎ
)
、
阿離
(
あはなち
)
、
溝埋
(
みぞうみ
)
、
屎戸
(
くそへ
)
、
上通下通婚
(
おやこたはけ
)
、
馬婚
(
うまたはけ
)
、
牛婚
(
うしたはけ
)
、
鷄婚
(
とりたはけ
)
、
犬婚
(
いぬたはけ
)
の罪の類を
種種
(
くさぐさ
)
求
六
ぎて、國の大
祓
(
はらへ
)
七
して
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
“生剥”の解説
生剥(いきはぎ)は神道における罪の観念で、『延喜式』巻八「祝詞」に収録される大祓詞に登場する天つ罪のひとつである。
馬の皮を生きたまま剥ぐことされる。
『日本書紀』にスサノオ命が天照大神が神に献上する服を織っている殿内に天斑駒(アメノフチコマ)を生剥にして投げ入れたとその起源を記していることから、神事(ないしはその準備)の神聖性を侵犯するものとされるが、本来は単に家畜の皮を剥いで殺傷することとの説もある。
(出典:Wikipedia)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
剥
部首:⼑
10画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死