珈琲店カツフエ)” の例文
馴染の酒店バア珈琲店カツフエは派手な百貨店デパアトメント・ストアと一緒にワルツでも踊るやうに陽気に頭の中を過ぎて往つたが、教会らしいものの影は見えなかつた。
自分達は澤木せうさんとその友人の西村さんとにれられて度度たび/″\ポツダム・プラアツのかどにあるロステイと云ふ珈琲店カツフエへ行つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
モンマルトルと云ふのは、山の樣に高くなつた巴里の北の方にある一部の街で、踊場や珈琲店カツフエ酒場キヤツバレエなどの多い、巴里人の夜明し遊びをしに來る所と成つて居るのである。
巴里にて (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
建築を初め何事にもどつしりとしたおもむきに富んで居るのは、これ独逸ドイツ流なのであらう。珈琲店カツフエの椅子一つでも頑丈な木に革を張つて真鍮の太い鋲で留めてあると云ふ風である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
珈琲店カツフエ前庭テラスBoiボワ の池。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)