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狼連
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おおかみれん
ふりがな文庫
“
狼連
(
おおかみれん
)” の例文
「月々かなりのものを仕送って、
狼連
(
おおかみれん
)
が帰ると、長火鉢の猫板の上へ、長い
顎
(
あご
)
を載っけておいたっていうじゃありませんか」
銭形平次捕物控:097 許嫁の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところが、一しょにおちてきた
可児才蔵
(
かにさいぞう
)
は、こんな
狼連
(
おおかみれん
)
につきまとわれては大へんと、いちはやく、とちゅうから姿をかくし、
一足
(
ひとあし
)
さきに
上方
(
かみがた
)
へ立っていったのである。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
灯
(
あかり
)
を一パイに
点
(
つ
)
けて、ザワザワと入が集まっておりますが、あんなに喰い付いていた
狼連
(
おおかみれん
)
は薄情にも顔を見せず、町内付合いで仕様事なしの老人たちが
銭形平次捕物控:143 仏喜三郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
山谷
(
さんや
)
のお寿と、馬道のお政は、その中でも有名で、どららも若く、どちらも美しく、
芸妓
(
げいしゃ
)
、
素人
(
しろうと
)
の隔てなく、男弟子も、女弟子も取って、多勢の
狼連
(
おおかみれん
)
と、少数の有力な
旦那衆
(
パトロン
)
に取巻かれ
銭形平次捕物控:053 小唄お政
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
町内の
狼連
(
おおかみれん
)
も、
好
(
い
)
い男の勝蔵も、少し顔負けがしていると言って来ました。
銭形平次捕物控:030 くるい咲き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「お柳は今じゃあんなに肥っているが、踊りの師匠上がりで、今でも塀外に一人や二人昔の
狼連
(
おおかみれん
)
がウロついていない日はないという恐ろしい女、——もっとも肥ってはいるが、ちょいと可愛い顔だね、親分の前だが」
銭形平次捕物控:074 二度死んだ男
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
狼
漢検準1級
部首:⽝
10画
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
“狼”で始まる語句
狼狽
狼
狼藉
狼藉者
狼煙
狼火
狼籍
狼烟
狼群
狼森