“独壇場”の読み方と例文
読み方割合
どくだんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで両者の甲乙こうおつを論ずるに当たり、なくてはかなわぬまぐろの場合を注目してみよう。これはみっちゃんの独壇場どくだんじょうである。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
最後の「四重奏曲へ長調作品一三五」はビクターのブッシュが独壇場どくだんじょうだ(JD四七六—九)。この雄大壮麗な趣や、透徹した美しさはレナーの及ぶところではない、名レコードと言ってよい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
すなわち毛利軍の独壇場どくだんじょうともいうべき瀬戸内せとうちの海上権にものをいわせて中国沿岸は元より大坂から芸州げいしゅうにわたる間には、きょうこのごろその水軍たる大小の兵船がわが物顔に監視かんしの眼をひからせて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)