かゞや)” の例文
空気洋燈らんぷ煌々くわう/\かゞやいて書棚の角々かど/\や、金文字入りのほんや、置時計や、水彩画の金縁きんぶちや、とうのソハにしいてある白狐びやくこ銀毛ぎんまうなどに反射して部屋は綺麗きれいで陽気である、銀之助はこれがすきである。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
胸(乳房)ゆたかなる羅馬の女子は、かゞやく眼にこの樣を見下して、車をれり。我もドメニカに引かれて、恩人のけふの祝に、蔭ながらあづからばやと、カムパニアを立出で、別墅のそのの外に來ぬ。