“熱発”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねっぱつ50.0%
はつねつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行子の唐突な熱発ねっぱつは、摩擦抵抗から生じる熱作用のようなものだといったが、これはほぼ真相に近いので、行子という娘は、他人から無視されたり、自由を拘束されたりすると
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
十九年の十一月頃、ふと風邪ふうじゃおかされ、漸次ぜんじ熱発はつねつはなはだしく、さては腸窒扶斯チブス病との診断にて、病監に移され、治療おこたりなかりしかど、熱気いよいよ強くすこぶ危篤きとくおちいりしかば
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)