“熱烈”の読み方と例文
読み方割合
ねつれつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして冷靜れいせいな藝術的鑑賞かんしやうは、熱烈ねつれつ生理せいり憧憬どうけいとなつて、人形にんぎやうにはたましいが入つた。何も不思議はないことだらう。周三だつて人間にんげんである。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ナブウ神の熱烈ねつれつ讃仰者さんぎょうしゃで当時第一流の文化人たる大王にしてみれば、これは当然のことである。老博士は即日そくじつ謹慎きんしんを命ぜられた。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それから、およそ五六分間は、十分に暗誦あんしょうして来たらしい文句をつらねて、熱烈ねつれつに世界の大勢を説き、日本の生命線を論じた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)