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ぶちょうほう
ふりがな文庫
“
無調法
(
ぶちょうほう
)” の例文
侍「何を家来めが
無調法
(
ぶちょうほう
)
を致しましたか存じませんが、当人に成り
代
(
かわ
)
り
私
(
わたくし
)
がお
詫
(
わび
)
申上げます、
何卒
(
なにとぞ
)
御勘弁を」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
徳川幕府の創業者の遺訓に曰く、「
越方
(
こしかた
)
行末
(
ゆくすえ
)
を思い新法を立て、家を新しくする
勿
(
なか
)
れ、
無調法
(
ぶちょうほう
)
なりとも、予が立置きたる家法を失い給うべからずと申すべし」
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「まあ
暗
(
くら
)
くなったこと。かってなことばかり
申
(
もう
)
して、あかりもださずに、なんという
無調法
(
ぶちょうほう
)
でしょう」
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
「さあまことに
恐
(
おそ
)
れ入りますが私は明るい
所
(
ところ
)
の
仕事
(
しごと
)
はいっこう
無調法
(
ぶちょうほう
)
でございます」と
言
(
い
)
いました。
貝の火
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ものざといお政は早くも昨夜のことは自分の胸ひとつにおさめてしまえばなにごともなくすむことと
悟
(
さと
)
って、朝起きる
早
(
そう
)
そう色をやわらげて、
両親
(
りょうしん
)
にあいさつし昨夜の
無調法
(
ぶちょうほう
)
をわび
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
御難儀のかゝらないように致して…お係りの稻垣様のようなおやさしい御重役を、しくじらせるような
無調法
(
ぶちょうほう
)
を致し、事に依ったら切腹でも仰付けられるようなことが有っては済まない
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
調
常用漢字
小3
部首:⾔
15画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“無調法”で始まる語句
無調法者