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無提灯
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むぢょうちん
ふりがな文庫
“
無提灯
(
むぢょうちん
)” の例文
銀町二丁目、三の橋の橋詰に着けた小舟が一
艘
(
そう
)
、中から二人の人間が
無提灯
(
むぢょうちん
)
で大きな荷物を
背負
(
しょ
)
ったまま、長崎町一丁目の方へ入って行ったのです。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
袴
(
はかま
)
の
裾
(
すそ
)
を
端折
(
はしょ
)
って
脊割羽織
(
せわりばおり
)
を
着
(
ちゃく
)
し、短かいのを差して手頃の棒を持って
無提灯
(
むぢょうちん
)
で、だん/\御花壇の方から廻りまして、
畠岸
(
はたけぎし
)
の方へついて参りますと
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
出して帰らせました後、
直
(
ただち
)
に身づくろい致しまして、低下駄の
無提灯
(
むぢょうちん
)
、幸いの雪の夜道にポッツリと遠く黒く見えまする男のあとを、悟られぬようつけてまいりました。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙