“火龍”のいろいろな読み方と例文
新字:火竜
読み方割合
かりゅう50.0%
かりょう25.0%
くわりう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、うずたかくれ草をつんで、ぱッと火をはなった。みるまに、うずまく煙は楼門をつつみ、紅蓮ぐれんほのおは、百千の火龍かりゅうとなって、メラメラともえあがった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、あいにくな旱天かんてんつづき。大夏の太陽は火龍かりょうというもおろかである。満天すべて熱玻璃ねつはりのごとく、今日も一片の雲さえ見あたらない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どこにどう潜んで居た火龍くわりうか、鶴屋の離屋を取卷いて、四方からパツと焔が燃え上がつたのです。