“火渡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひわた50.0%
ひわたり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お鉄の亭主の火渡ひわた甚右衛門じんえもんというのが、お上から朱房の十手に捕縄を預った御用聞きで、是れが二足の草鞋わらじを穿いていた。飯岡いいおか助五郎すけごろうとは兄弟分で有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
社会主義は、理非曲直りひきよくちよくの問題ではない。単に一つの必然である。僕はこの必然を必然と感じないものは、あたか火渡ひわたりの行者ぎやうじやを見るが如き、驚嘆の情を禁じ得ない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
一一一 山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺および火渡ひわたり、青笹の字中沢ならびに土淵村の字土淵に、ともにダンノハナという地名あり。その近傍にこれと相対して必ず蓮台野れんだいのという地あり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一一一 山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺および火渡ひわたり、青笹の字中沢ならびに土淵村の字土淵に、ともにダンノハナといふ地名あり。その近傍にこれと相対して必ず蓮台野といふ地あり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)