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潯陽
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じんよう
ふりがな文庫
“
潯陽
(
じんよう
)” の例文
そこで江夏岳陽に憩い、それから
潯陽
(
じんよう
)
へ行き金陵へ行った。この頃李白は六十一歳であった。また宣城や歴陽へも行った。
岷山の隠士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこで、
潯陽
(
じんよう
)
の県令が一人の役人をつかわして万事を取扱わせると、その役人は城中へはいって、一人の画工を召出して、自分と一緒に連れて行きました。
中国怪奇小説集:09 稽神録(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
何、何。……このうらみ、この
嘆
(
たん
)
、もし年ありて再び来らば、
潯陽
(
じんよう
)
の水を
紅
(
くれない
)
に。……だれだろう。こんなものを
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、
潯陽
(
じんよう
)
城(現在の
九江
(
キュウキャン
)
)の河港からまた、水路や陸路を経て、廬山をあおぎながら、
鄱陽湖
(
はようこ
)
をわたり
楽平河
(
らくへいが
)
をめぐり——文字どおり千里の旅を、半歳もかかるのだった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
船で泊り、
旅籠
(
はたご
)
に休み、幾夜を経てようやく、揚子江の
畔
(
ほとり
)
の
潯陽
(
じんよう
)
に出て来た。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
この
潯陽
(
じんよう
)
城の船着きは、むかし
白楽天
(
はくらくてん
)
とかいう
詩人
(
うたびと
)
が、
琵琶行
(
びわこう
)
っていう有名な詩を
遺
(
のこ
)
した跡だっていうんで、
琵琶亭
(
びわてい
)
があるし、それから船で琵琶を
弾
(
ひ
)
いて、旅のお客さまに
伽
(
とぎ
)
をする
妓
(
おんな
)
がいるんでさ。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潯陽
(
じんよう
)
の水も
紅
(
くれない
)
となって泣かん
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“潯陽(潯陽区)”の解説
潯陽区(じんよう-く)は中華人民共和国江西省九江市に位置する市轄区。
(出典:Wikipedia)
潯
漢検1級
部首:⽔
15画
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
“潯陽”で始まる語句
潯陽江
潯陽江頭
潯陽楼
潯陽江上
潯陽湖
潯陽江正庫