“じんよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潯陽50.0%
人妖12.5%
刃妖12.5%
尋陽12.5%
陣容12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、潯陽じんようの県令が一人の役人をつかわして万事を取扱わせると、その役人は城中へはいって、一人の画工を召出して、自分と一緒に連れて行きました。
京都に於て、当時第一の名門であつた、比野大納言資治卿ひのだいなごんやすはるきょう(仮)の御館みたちの内に、一日あるひ人妖じんようひとしい奇怪なる事が起つた。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かの、隻眼隻腕の刃妖じんよう、丹下左膳を迎えに。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
のとき、尋陽じんよう県の北の山中に怪しい蛮人が棲んでいた。かれは一種の奇術を知っていて、人を変じて虎とするのである。
そして、彼らがっ気にとられた刹那に、妻の体を引っ抱えて、さっと廻廊の角まで身を避け、次に彼らがどんな陣容じんようを盛り返してかかってくるかと、身構えをとって睨んでいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)