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漁火
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いざり
ふりがな文庫
“
漁火
(
いざり
)” の例文
時化
(
しけ
)
つづき西風強く、夜は絶えて
漁火
(
いざり
)
すら見ね、をりをりに雨さへ走り、稲妻の
青
(
さを
)
の
映
(
うつ
)
りに、
鍵形
(
かぎがた
)
の火の枝の
棘
(
はり
)
ひりひりと
鋭
(
と
)
き光なす。其ただちとどろく
巻波
(
まきなみ
)
。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
時化
(
しけ
)
つづき西風強く、夜は絶えて
漁火
(
いざり
)
すら見ね、をりをりに雨さへ走り、稲妻の
青
(
さを
)
の
映
(
うつ
)
りに、鍵形の火の枝の
棘
(
はり
)
ひりひりと鋭き光なす。そのただちとどろく巻波。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
下
(
しも
)
見れば早や塔の沢、こちごちに湯の
香
(
か
)
煙
(
けぶ
)
りて、ちらちらと揺るる
燈
(
ひ
)
の見ゆ。海見えて
漁火
(
いざり
)
つく見ゆ。この岨や馴れし山岨、遠く来し旅にもあらね、さは急ぐ道にもあらず。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
下
(
しも
)
見れば早や塔の沢、こちごちに湯の香煙りて、ちらちらと揺るる燈の見ゆ、海見えて
漁火
(
いざり
)
つく見ゆ。この岨や馴れし山岨、遠く来し旅にもあらね、さは急ぐ道にもあらず。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“漁火”の意味
《名詞》
夜間、漁をする際に魚などを集めるために漁船で焚く火。
(出典:Wiktionary)
漁
常用漢字
小4
部首:⽔
14画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“漁”で始まる語句
漁
漁師
漁夫
漁場
漁舟
漁人
漁村
漁船
漁業
漁撈