源藏げんぞう)” の例文
新字:源蔵
三日ほど経ちまして縛られてまいりました悪者三人は、百々村のくら八と太田の金山かなやまの松五郎、今一人いちにんは江田村の源藏げんぞうで、段々お調べになると、其の者共の申口もうしぐち
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あの子を勾引かどわかした事からづきがまわったという訳は、百々村どゞむらくら八と金山かなやままつ江田村えだむら源藏げんぞうが捕まって、己達へ足がついて来たから、すぐに逃げなくっちゃアいけねえぜ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
傳次は馴れて居るから逃げましたが、庄吉は怖々こわ/″\縁の下へ段々這入りますと、先に誰か逃込んで居るから其の人の帯へつかまると、捕物とりものの上手な源藏げんぞうと申す者がもぐってり、庄吉の帯をとらえて
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)