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満身
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まんしん
ふりがな文庫
“
満身
(
まんしん
)” の例文
旧字:
滿身
と、よけいに
突
(
つ
)
きつけると、うるさいとでも感じたか、
金瞳黒羽
(
きんどうこくう
)
の
大鷲
(
おおわし
)
、
嵐
(
あらし
)
に吹かれたようにムラムラと
満身
(
まんしん
)
、
逆羽
(
さかばね
)
をたててきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「しまった。もう、いけない」帆村は、もうこれまでと思い、棒を握ったまま、
満身
(
まんしん
)
の力をいれて、ぐっと手もとへひっぱった。
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
裾
(
すそ
)
に
燃
(
も
)
えつきそうな
紅蓮
(
ぐれん
)
をうしろにして、
押
(
お
)
しつ引きつ、
満身
(
まんしん
)
の力をしぼったが、
戸
(
と
)
はいぜんとして
鉄壁
(
てっぺき
)
のようだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
満身
(
まんしん
)
の
太刀傷
(
たちきず
)
にさいなまれたふたりの従僧、斬ッつ、
追
(
お
)
いつ、
小半町
(
こはんちょう
)
ほど鎖駕籠を追いかけたが、刀おれ力もつきて、とうとう
馬場
(
ばば
)
のはずれの若草の上で、たがいに
喉
(
のど
)
と喉とを
刺
(
さ
)
しちがえたまま
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“満身”の意味
《名詞》
満身(まんしん)
からだ全体。からだ中。全身。
(出典:Wiktionary)
満
常用漢字
小4
部首:⽔
12画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“満身”で始まる語句
満身創痍