トップ
>
渾名
>
あざな
ふりがな文庫
“
渾名
(
あざな
)” の例文
とにかく吉川はやっと
腑
(
ふ
)
に落ちたらしい
言葉遣
(
ことばづか
)
いをして、なおその当人の猿という
渾名
(
あざな
)
を、一座を
賑
(
にぎ
)
わせる
滑稽
(
こっけい
)
の
余音
(
よいん
)
のごとく
繰
(
く
)
り
返
(
かえ
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
その大睾丸を蜂に食はれて、家に帰るまで泣き続けて居たといふ事と、今一つ、よく大睾丸を
材料
(
たね
)
にして、いろ/\
渾名
(
あざな
)
を付けたり、悪口を言つたり
為
(
す
)
るものだから、
終
(
しまひ
)
にはそれを言ひ始めると
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
叔母はわざわざ百合子の
命
(
つ
)
けた
渾名
(
あざな
)
で継子を呼んだ。お延はすぐその慾張屋の様子を思い出した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“渾名(
愛称
)”の解説
愛称(あいしょう)とは、とくに親しみを込めて対象を呼ぶために用いられる、本名以外の名前の一種である。あだな(渾名・綽名)、ニックネーム(英語:nickname)、ペットネーム(英語:petname)ともいう。なお、「仇名・徒名」も「あだな」と読むが、こちらは悪評、事実無根の評判、男女関係についての噂を意味する語で、「渾名・綽名」とは意味が異なる。
(出典:Wikipedia)
渾
漢検1級
部首:⽔
12画
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
“渾”で始まる語句
渾身
渾然
渾沌
渾
渾力
渾良夫
渾成
渾融
渾天儀
渾河