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渠奴
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きやつ
ふりがな文庫
“
渠奴
(
きやつ
)” の例文
拍
(
う
)
ち其の
人體
(
にんてい
)
で考へれば醫師と云るは町内の元益
坊主
(
ばうず
)
に
極
(
きはま
)
つたりと云は
面體
(
めんてい
)
のみならず
黒
(
くろ
)
羽二重に桔梗の紋は
掛替
(
かけがへ
)
のなき一丁
羅
(
ら
)
渠奴
(
きやつ
)
小西屋の
店
(
みせ
)
へ行き隣の女に惡名を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
渠奴
(
きやつ
)
の長処は妙に記憶が好いので日本の新聞雑誌を読んで外国通を
極込
(
きめこ
)
むのだ。
元来
(
いつたい
)
日本人は西洋の事情に暗い子。俺が毛唐の犬を知つてるほどに中々行かんさうだ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
り
先
(
まづ
)
は
首尾
(
しゆび
)
よく行て來たゆゑ
必定
(
ひつぢやう
)
破談に成るだらうと咄してゐたは氣が付ねど常には
中
(
なか
)
の
惡
(
わる
)
き
兄弟
(
きやうだい
)
今日のみ一つ座敷に在て酒
汲交
(
くみかは
)
すは
稀代
(
きたい
)
なことと思つてゐたが咄しの樣子と
彼是
(
かれこれ
)
考
(
かんが
)
へ合すればいよ/\
渠奴
(
きやつ
)
に相違ない惡さも惡き
二個
(
ふたり
)
の者如何してくりようと
拳
(
こぶし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
渠
漢検準1級
部首:⽔
12画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“渠奴”で始まる語句
渠奴等