おく)” の例文
いやもっと、深い、松本から七里もおくへ入った、飛騨ひだの山中——心細い処で……それでも小学校もありゃ、郵便局もありましたっけが、それなんぞも焼けていたんでございましてね。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)