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洋琴
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オルガン
ふりがな文庫
“
洋琴
(
オルガン
)” の例文
亡母
(
おつか
)
さん
其儘
(
そのまゝ
)
で
在
(
い
)
らつしやるんですもの——此の
洋琴
(
オルガン
)
はゼームス
様
(
さん
)
が亡母さんの為めに寄附なされたのですから、貴嬢が之をお弾きなされば
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
内の
小児
(
こども
)
、
甥
(
おい
)
だの、
姪
(
めい
)
だのが一所になった処へ、また小児同志の客があり、草深の
一家
(
いっけ
)
も来、ヴァイオリンが聞える、
洋琴
(
オルガン
)
が鳴る、唱歌を唄う——この
人数
(
にんず
)
へ、もう一組。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
山木さんも
昔日
(
むかし
)
から
彼様
(
あんな
)
では無かつたので御座いますよ、全く今の奥様が悪いのです、——
私
(
わたし
)
は
毎度
(
いつも
)
日曜日に、あの
洋琴
(
オルガン
)
の前へ御座りなさる梅子さんを見ますと
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
唄っちゃ(ああ、こんなじゃ
洋琴
(
オルガン
)
も役に立たない、)ッて
寂
(
さみ
)
しい笑顔をなさるとすぐ、
呼吸
(
いき
)
が苦しくなッて、顔へ血がのぼッて来るのだから、そんなことなすッちゃいけませんてッて
誓之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
洋琴
(
オルガン
)
は全く哀調を奏でて居たぢやないか、——厳粛に
座
(
すわ
)
つて謹聴してる篠田先生の方を、チヨイチヨイと
看
(
み
)
て居なすツたがネ、其胸中には何等の感想が往来してたであらうか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
琴
常用漢字
中学
部首:⽟
12画
“洋琴”で始まる語句
洋琴家
洋琴手