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泥土
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どろつち
ふりがな文庫
“
泥土
(
どろつち
)” の例文
激しく雨水の落とした
後
(
あと
)
の、
汀
(
みぎわ
)
が
崩
(
くず
)
れて、草の根のまだ白い
泥土
(
どろつち
)
の
欠目
(
かけめ
)
から、
楔
(
くさび
)
の
弛
(
ゆる
)
んだ、
洪水
(
でみず
)
の引いた天井裏見るような、
横木
(
よこぎ
)
と
橋板
(
はしいた
)
との暗い中を見たが
何
(
なに
)
もおらぬ。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
魂の貴さを具えないなら、たとい貴族だと自称しても、私はそれを
泥土
(
どろつち
)
のように軽蔑します。
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
泥土
(
どろつち
)
や岩石は、渦を巻いて飛び散り、物凄い響に耳はきこえなくなるかと思われた。
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
二ひきの
蛙
(
かえる
)
は、からだから
泥土
(
どろつち
)
をおとすために、
池
(
いけ
)
のほうにいきました。
二ひきの蛙
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
寝帽
(
ナイトキャップ
)
をかぶった一人の脊の高い男が馬の脚の間から包みのようなものを抱え上げ、それを飲用泉の台石の上に置いて、
泥土
(
どろつち
)
のところへ坐って、その上に覆いかぶさりながら野獣のように咆えていた。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
▼ もっと見る
溝
(
みぞ
)
のうち
泥土
(
どろつち
)
の底
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
溝
(
みぞ
)
のうち
泥土
(
どろつち
)
の底
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“泥土”で始まる語句
泥土層
泥土塗