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法鼓
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ほうこ
ふりがな文庫
“
法鼓
(
ほうこ
)” の例文
松雲は夜の引き明けに床を離れて、山から来る冷たい
清水
(
しみず
)
に顔を洗った。
法鼓
(
ほうこ
)
、
朝課
(
ちょうか
)
はあと回しとして、まず鐘楼の方へ行った。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
とたんに、
法鼓
(
ほうこ
)
がとどろき、再びの
梵鐘
(
ぼんしょう
)
が鳴ると、二人の
稚子僧
(
ちごそう
)
が進んできて、魯達のかぶっている帽子をとらせ、彼の手をとって上人の法座の下へ、ひざまずかせた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長谷寺
(
はせでら
)
に
法鼓
(
ほうこ
)
轟
(
とどろ
)
く彼岸かな
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
法鼓
(
ほうこ
)
、
諷経
(
ふうぎん
)
等の朝課の勤めも、
払暁
(
ふつぎょう
)
に自ら鐘楼に上って大鐘をつき鳴らすことも、その日その日をみたして行こうとする修道の心からであった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“法鼓”の意味
《名詞》
仏の説法。
禅寺の法堂の東北に設置される太鼓。
(出典:Wiktionary)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
鼓
常用漢字
中学
部首:⿎
13画
“法”で始まる語句
法衣
法
法螺
法度
法被
法華経
法体
法師
法会
法華