トップ
>
河心
>
かわなか
ふりがな文庫
“
河心
(
かわなか
)” の例文
まして
謹
(
つつ
)
ましいその時代の女たちの困りようは察しられる。岸近い船はわたりをかけて、
尾上河岸
(
おのえがし
)
あたりのいきな家にたのむが、
河心
(
かわなか
)
のはそうはいかない。
旧聞日本橋:17 牢屋の原
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
また
途切
(
とぎれ
)
がちな
爪弾
(
つまびき
)
の
小唄
(
こうた
)
は見えざる
河心
(
かわなか
)
の
水底
(
みなそこ
)
深くざぶりと打込む夜網の音に
遮
(
さえぎ
)
られると、厳重な
御蔵
(
おくら
)
の構内に響き渡る夜廻りの拍子木が夏とはいいながら
夜
(
よ
)
も早や
初更
(
しょこう
)
に近い露の冷さに
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“河”で始まる語句
河岸
河
河童
河内
河豚
河原
河鹿
河馬
河水
河獺