河原がはら)” の例文
仕舞しまひ國元へ歸り候と申立るに大岡殿はすここゑ張上はりあげられコリヤ庄兵衞其方は種々しゆ/″\の事を云奴なり己れは生國越後國頸城郡寶田村上臺憑司がせがれ昌次郎三箇月以前猿島さるしま河原がはらに於て親憑司とはかり人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
證據しようこに持參致さば金子は引替ひきかへに渡すべき約束仕つり九助は歸宅きたく仕つりしなり其譯は私しの宿より九助村方迄は六里程の行程みちのりにて大井河原がはらつゞきゆゑ甚だ街道物騷ぶつさうに存じ昨日の如く途中とちう盜賊たうぞくにも付られなば如何いかゞ故村方へ立歸り親類共にても兩三人同道どうだうにて來らば大丈夫ぢやうぶと心得斯の通り取計ひしと申ければ文左衞門シテ其金は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)