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沈重
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ちんちょう
ふりがな文庫
“
沈重
(
ちんちょう
)” の例文
私は『
柵草紙
(
しがらみぞうし
)
』以来の先生の文学とその性行について、何とはなく
沈重
(
ちんちょう
)
に考え始めようとした。あたかもその時である。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
彼の
風貌
(
ふうぼう
)
のうちには、
沈重
(
ちんちょう
)
な北方人の趣きと
瞑想
(
めいそう
)
的な苦行者の趣きとがあるといわれているが、その心には、輝かしい
溌剌
(
はつらつ
)
たる魂が蔵せられていた。
ジャン・クリストフ:01 序
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
それに年が十六で、もう十九になっている玄機よりは
少
(
わか
)
いので、始終
沈重
(
ちんちょう
)
な玄機に
制馭
(
せいぎょ
)
せられていた。そして二人で争うと、いつも采蘋が負けて泣いた。そう云う事は日毎にあった。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
と駒井は、いつもの通り
沈重
(
ちんちょう
)
に釈明を試みました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
沈
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“沈”で始まる語句
沈
沈黙
沈着
沈鬱
沈湎
沈澱
沈淪
沈默
沈香
沈吟