“汝妹(なにも)” の例文
ここに伊耶那岐の命、詔りたまはく、「愛しき我が汝妹(なにも)の命、汝(みまし)然したまはば、吾(あ)は一日に千五百(ちいほ)の産屋(うぶや)を立てむ」
ここに殿(との)の縢(くみ)戸一〇より出で向へたまふ時に、伊耶那岐の命語らひて詔りたまひしく、「愛(うつく)しき我(あ)が汝妹(なにも)の命、吾と汝と作れる國、いまだ作り竟(を)へずあれば、還りまさね」
かれここに伊耶那岐の命の詔(の)りたまはく、「愛(うつく)しき我(あ)が汝妹(なにも)の命を、子の一木(ひとつけ)に易(か)へつるかも」とのりたまひて、御枕方(みまくらべ)に匍匐(はらば)ひ御足方(みあとべ)に匍匐ひて、哭(な)きたまふ時に、御涙に成りませる神は