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みづこ
ふりがな文庫
“
水子
(
みづこ
)” の例文
目鼻だちの何處やらが
水子
(
みづこ
)
にて亡せたる總領によく似たりとて、今はなき人なる地主の
内儀
(
つま
)
に可愛がられ、はじめはお大盡の旦那と尊びし人を、父上と呼ぶやうに成りしは其身の
幸福
(
しやわせ
)
なれども
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
目鼻
(
めはな
)
だちの
何處
(
どこ
)
やらが
水子
(
みづこ
)
にて
亡
(
う
)
せたる
總領
(
そうりやう
)
によく
似
(
に
)
たりとて、
今
(
いま
)
はなき
人
(
ひと
)
なる
地主
(
ぢぬし
)
の
内儀
(
つま
)
に
可愛
(
かあい
)
がられ、はじめはお
大盡
(
だいじん
)
の
旦那
(
だんな
)
と
尊
(
たつと
)
びし
人
(
ひと
)
を、
父上
(
ちゝうへ
)
と
呼
(
よ
)
ぶやうに
成
(
な
)
りしは
其身
(
そのみ
)
の
幸福
(
しやわせ
)
なれども
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
目鼻だちの
何処
(
どこ
)
やらが
水子
(
みづこ
)
にて
亡
(
う
)
せたる総領によく似たりとて、今はなき人なる地主の
内儀
(
つま
)
に
可愛
(
かあい
)
がられ、はじめはお大尽の旦那と
尊
(
たつと
)
びし人を、父上と呼ぶやうに成りしはその身の
幸福
(
しやわせ
)
なれども
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“水子”の解説
水子(みずこ)は、生まれてあまり日のたたない子、あかごのこと。特に夭折した新生児や流産または人工妊娠中絶により死亡した胎児のことを指す。泡子とも。水子という呼び名は、生まれて間もなく海に流された日本神話の神・水蛭子より転じたものとされる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“水子”で始まる語句
水子塚