“母親(はは)” の例文
わたしは彼(あれ)の母親(はは)でございます……母親(はは)でも面会が出来ないと仰しゃるんですか? それはまた何故……彼(あれ)は何処におりますでしょうか。
情状酌量 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
母親(はは)が大(たい)へん縹緻(きりょう)よしなので、娘(むすめ)もそれに似(に)て鄙(ひな)に稀(まれ)なる美人(びじん)、又(また)才気(さいき)もはじけて居(お)り、婦女(おんな)の道(みち)一と通(とお)りは申分(もうしぶん)なく仕込(しこ)まれて居(お)りました。
と押止めますと、親父は眼を剥(む)いて母親(はは)を怒鳴(がみ)付けたそうです。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)