“毀(わ)” の例文
こんな時には、よしんば鼻先を抓(つま)まれたつて侯爵は決して腹を立てない。赤茶盌は脆(や)つこい物で、腹を立てると毀(わ)れるといふ事を知つてゐるから。
これ千代毀(わ)りようも有ろうのに、ちょっと欠いたとか、罅(ひゞ)が入った位ならば、是れ迄の精勤の廉(かど)を以(もっ)て免(ゆる)すまいものでもないが、斯う大きく毀れては何うも免し難い、これ、何は居らんか、何や
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)