タケシ)” の例文
ある時父は用が出来て一寸ちよつと家へ帰つた留守に母がタケシ(此児の名)をつれて湖辺を散歩して居升と、武はいつも乗る小舟が岸につないで有るのを見て母にせがみ、一処にのつて、母は見覚えの漕手こぎてとなり
鼻で鱒を釣つた話(実事) (新字旧仮名) / 若松賤子(著)