横薙よこな)” の例文
梅津宗三は、ひとりを横薙よこなぎに太刀で払い、また一人をあざやかに仆して、味方の方へ、何か大声でわめきながら駈けていった。おそらくは
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわや松浦の運命終れりと見えたる時、彼も九州第一の名を取った剛の者、よろよろとよろけせかれながら、横薙よこなぎに払った竹刀が、鬼歓の胴を一本!
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
弁解いいわけのようにうめいた伊賀のあばれン坊、不破ふわ関守せきもりの構えから、いきなり、身を躍らせると見せておいて……とりまく剣陣のさわぐすきに、近くの一人へ、横薙よこなぎの一刀をくれた。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
敵の一人を横薙よこなぎにかけた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二どめに、ズーンとそれが横薙よこなぎにのびたとおもうと、わッと、部将ぶしょうは血へどをはいてぶったおれた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
逆風を切ッて横薙よこなぎに一揮ひとふり、相手の胴へビューッと走ったは
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)