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榧寺
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かやでら
ふりがな文庫
“
榧寺
(
かやでら
)” の例文
黒船町
(
くろふねちょう
)
へ来ると、町が少し下って二の町となる。村田の本家(
烟管屋
(
キセルや
)
)がある。また、
榧寺
(
かやでら
)
という寺がある。境内に
茅
(
かや
)
が植わっていた。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
御厩河岸
(
おうまやがし
)
の
榧寺
(
かやでら
)
には虫歯に
効験
(
しるし
)
のある
飴嘗
(
あめなめ
)
地蔵があり、
金竜山
(
きんりゅうざん
)
の
境内
(
けいだい
)
には塩をあげる塩地蔵というのがある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
市中警戒という名で新徴組の隊士が十七、八人
榧寺
(
かやでら
)
に陣取っている。異様の風体をしたものが右往左往しているという有様でした。
幕末維新懐古談:19 上野戦争当時のことなど
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
首尾の松の
釣船
(
つりぶね
)
涼しく
椎木屋敷
(
しいのきやしき
)
の
夕蝉
(
ゆうせみ
)
(中巻第五図)に秋は早くも
立初
(
たちそ
)
め、
榧寺
(
かやでら
)
の
高燈籠
(
たかとうろう
)
を望む
御馬屋河岸
(
おんまやがし
)
の
渡船
(
とせん
)
(中巻第六図)には
托鉢
(
たくはつ
)
の僧二人を
真中
(
まんなか
)
にして桃太郎のやうなる着物着たる
猿廻
(
さるまわ
)
し
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ちょうど、黒船町の
御厩河岸
(
おんまやがし
)
で火は止まりました。
榧寺
(
かやでら
)
の
塀
(
へい
)
や門は焼けて本堂は残っていた。
幕末維新懐古談:15 焼け跡の身惨なはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
“榧寺”の解説
榧寺(かやでら)は、東京都台東区にある浄土宗の寺院。
(出典:Wikipedia)
榧
漢検1級
部首:⽊
14画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“榧”で始まる語句
榧
榧野
榧婆
榧実
榧松