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極々
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ごく/\
ふりがな文庫
“
極々
(
ごく/\
)” の例文
只さえ人並勝れた美人、髪の出来たて、化粧のしたて、衣類も
極々
(
ごく/\
)
上品な物を選みましたので、いや綺麗の
何
(
なん
)
の眼が
覚
(
さめ
)
るような美人であります。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斯様にズリ抜ると云う者は詰り髪の毛の持前です、
極々
(
ごく/\
)
度の強い顕微鏡で見ますと総て毛の類には細かな
鱗
(
うろこ
)
が有ります
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
これは
極々
(
ごく/\
)
の
内証話
(
ないしようばなし
)
だが、高田文相も岩村男と同じ意味に於て立派に二つの資格を備へた美術通である。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
しかし私は嫉妬はしなかつた——あつても
極々
(
ごく/\
)
稀であつた。私が受けた苦痛は、そんな言葉で、表はすことの出來ないものであつた。イングラム孃は
嫉妬
(
ねた
)
むに足らぬ人であつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
二千年
昔時
(
むかし
)
にお生れになつた外国人の基督が、何時までも/\世界中の人に、誕生日を祝つて貰ふと云ふ不思議な
理由
(
わけ
)
です、基督と云ふお方は
極々
(
ごく/\
)
貧乏な
家
(
うち
)
へお生れになつたのです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
是より夜の明るまで余は眠るにも眠られず、様々の想像を浮べ来りて是か
彼
(
あ
)
れかと考え廻すに目科は
追剥
(
おいはぎ
)
か
盗坊
(
どろぼう
)
か
但
(
たゞ
)
しは又強盗か、何しろ
極々
(
ごく/\
)
の悪人には相違なし。
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
と
打呟
(
うちつぶや
)
き更に又老女に向い「して梅五郎老人は
平生
(
へいぜい
)
何
(
ど
)
の様な人だッた女「
極々
(
ごく/\
)
の善人でした、 ...
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
々
3画
“極々”で始まる語句
極々上々