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棹
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みざお
ふりがな文庫
“
棹
(
みざお
)” の例文
河舟
(
かわぶね
)
の小さなのが岸に
繋
(
つな
)
いであった。豊吉はこれに飛び乗るや、
纜
(
ともづな
)
を解いて、
棹
(
みざお
)
を立てた。昔の河遊びの
手練
(
しゅれん
)
がまだのこっていて、船はするすると
河心
(
かしん
)
に出た。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
遠く河すそをながむれば、月の色の
隈
(
くま
)
なきにつれて、河霧夢のごとく淡く水面に浮かんでいる。豊吉はこれを望んで
棹
(
みざお
)
を振るった。船いよいよ下れば河霧次第に遠ざかって行く。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“棹”の意味
《名詞》
(さお)枝葉を取り去って作られた竹の細長い棒。cf.竿。
(さお)舟をこぐ道具で岸辺や水底に突っ張って舟を進ませる長い棒。
(さお)三味線の同から上の、弦を張った長い部分。転じて、三味線。
(さお)箪笥(たんす)・長持(ながもち)などにさしてかつぐ棒。
(出典:Wiktionary)
棹
漢検1級
部首:⽊
12画
“棹”を含む語句
水棹
太棹
釣棹
棹立
竹棹
棹取
水馴棹
物干棹
長棹
黐棹
干棹
舟棹
棹石
十棹
三棹
一棹
二棹
細棹
継棹
間棹
...