“来方”のいろいろな読み方と例文
旧字:來方
読み方割合
きかた50.0%
こしかた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしの側で召使う事に致しましたが、あまり来方きかたが遅う御座いましたので、当宅こちらの自用車を迎えに出したので御座います。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
来方こしかたは我にもあり、ただ御身おんみは髪黒く、顔白きに、我はかしらあおく、つらの黄なるのみ。同一おなじ世の孤児みなしごよ、と覚えずほうり落ちた法師自身の同情の涙の、明の夢に届いたのである。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)