木綿ゆう)” の例文
真子まなごなす御神の子等は、木綿ゆうあさね髪らし、胸乳むなぢをしあらはし出だし、裳緒もひもをばほとに押し垂れ、歌ひ舞ひ仕へまつらふ、今日の尊さ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
となれなれしく書いた浅緑色の手紙を、さかき木綿ゆうをかけ神々こうごうしくした枝につけて送ったのである。中将の返事は
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
木綿ゆう山のことであろう。——道はやや高原をゆき、やがて由布院盆地へ降りてゆく。その降りへかかりながら、捏山ねじやま、太郎嶽などの内ぶところを車から振向いて
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田蓑島たみのじまでのはらいの木綿ゆうにつけてこの返事は源氏の所へ来たのである。ちょうど日暮れになっていた。
源氏物語:14 澪標 (新字新仮名) / 紫式部(著)
女王のは木綿ゆうはし
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)