“木笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
フリュート66.7%
きぶえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしの間で、ほのぼのと木笛フリュートを吹いていたわびしそうな姿が眼にうかぶ。あの佐伯氏がどんな切実な働きをしたのか聴いてみたくなった。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
楽しそうに、ゆっくりと木笛フリュートを吹き終えると、男にしてはすこしやさしすぎる、深く澄んだ眼差しでキャラコさんの顔を眺めながら、いった。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さて、ふたりは、かがみに出て行きました。そこで夕飯ゆうはん食卓しょくたくについて、王女づきの女官じょかんたちがお給仕きゅうじに立ちました。そのあいだ、バイオリンだの、木笛きぶえだのが、百年まえの古いきょくをかなでました。
眠る森のお姫さま (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)