木材きざい)” の例文
くにかへつて田地でんちを買ふ約束をしたり、いへたて木材きざいを山からすやうにしたり、ちやんと手筈てはずけて江戸えどかへつてると、塩原多助しほばらたすけんでゐた。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いろんな木材きざいだの、決してこれから先き使われそうにもない器具の類がごたごたと並べてあるので、これはひょっとしたら、何か掘り出し物でも見つけようと思って
あたまきずけられて泣く/\かへつたが、くにでは田地でぢを買ひ、木材きざいり出す約束をして、手金てきんまで打つてあるから、今更いまさらかね出来できないとつてかへることは出来できない。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)