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木叢
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こむら
ふりがな文庫
“
木叢
(
こむら
)” の例文
道の方から
木叢
(
こむら
)
ごしにこう呼びかける弟の声がした。清逸は面倒なところで嗅ぎつけられたと思って、もちろん答えることもできなかったが、答えようともしなかった。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
浮浪漢はそれに再びめぐり合うのを、まるで恋人と逢引でもするように空想して、夢にまでその泉や、それをとり巻く緑の草や、
木叢
(
こむら
)
にうたう小鳥などを見るほどである。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
正面には、見上げるような樅の
木叢
(
こむら
)
がたちはだかっていて、視界を遮っていたが、右のほうには隙間があって、そこからは遠く農園のあたりまで伸びている、荒れ放題に荒れた野原が見えた。
初雪
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
ひともと
青木
(
あをき
)
、
木叢
(
こむら
)
なる
廣葉
(
ひろば
)
のかくれ
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
裏庭のすぐ先を流れている千歳川の上流をすかしてみると、五町ほどの所に火影が
木叢
(
こむら
)
の間を見え隠れしていた。瀬切りをして水車がかけてあって、川を登ってくる
鮭
(
さけ
)
がそれにすくい上げられるのだ。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
ああ
神無月
(
かみなづき
)
、
木叢
(
こむら
)
なる
葉
(
は
)
ぞ
散
(
ち
)
り
透
(
す
)
きて
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
目馴樹
(
めなれぎ
)
の
木叢
(
こむら
)
にまきて
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
叢
漢検準1級
部首:⼜
18画
“木”で始まる語句
木
木立
木綿
木偶
木枯
木乃伊
木蔭
木履
木精
木樵