“木叢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こむら80.0%
ボサ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道の方から木叢こむらごしにこう呼びかける弟の声がした。清逸は面倒なところで嗅ぎつけられたと思って、もちろん答えることもできなかったが、答えようともしなかった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
浮浪漢はそれに再びめぐり合うのを、まるで恋人と逢引でもするように空想して、夢にまでその泉や、それをとり巻く緑の草や、木叢こむらにうたう小鳥などを見るほどである。
木叢ボサごもりに 見下し深き余吾ヨゴの湖。このしづけさは 安からなくに
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
暁闇アケグレに いまだ月ある霧の空。夜鳥は木叢ボサにひそみつゝ 鳴く
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)