“ボサ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぼさ
語句割合
矮叢60.0%
木叢20.0%
林叢20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴨がを聞いたのだつけ。さうだ。譯語田ヲサダの家を引き出されて、磐余イハレの池に行つた。堤の上には、遠捲きに人が一ぱい。あしこの萱原、そこの矮叢ボサから、首がつき出て居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
木叢ボサごもりに 見下し深き余吾ヨゴの湖。このしづけさは 安からなくに
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
暁闇アケグレに いまだ月ある霧の空。夜鳥は木叢ボサにひそみつゝ 鳴く
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
見わたす荒野に人近い気をさせる槿が林叢ボサをなして、午後になつても、花が大きく咲いて居たのが、今も奥日向の印象を幽かなものにさせて居る。
山の音を聴きながら (新字旧仮名) / 折口信夫(著)