“朧(ろう)” の例文
自然や草木に対してわり合ひに無関心の老婢(ろうひ)のまきまでが美事な蔦に感心した。晴れてまだ晩春の朧(ろう)たさが残つてゐる初夏の或る日のことである。
蔦の門 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
朧(ろう)たる暑き夜(よ)の魔睡(ますゐ)……重く、いみじく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)