“白朧”の読み方と例文
読み方割合
はくろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火口原の雪の銀光は空に射向う途中から白朧はくろうの気を吐いて、屏風びょうぶ型に取巻く山々の峰をうす紫に染めなし、余光はなおも狭い盆の口から蒼空へ差し剰して、さすが冷厳な山頂の空も最初の一膜だけ
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)