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暗打
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やみうち
ふりがな文庫
“
暗打
(
やみうち
)” の例文
それ所か、あの娘へ惡く云ひ寄るものでもございましたら、反つて
辻冠者
(
つじくわんじや
)
ばらでも驅り集めて、
暗打
(
やみうち
)
位は喰はせ兼ねない量見でございます。
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
年々歳々模範生として
儕輩
(
せいはい
)
から
暗打
(
やみうち
)
を食わされるまで、善行を心掛けたのである。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
仰山に唱へ触らし、間には外国人を
暗打
(
やみうち
)
にするものなど
出来
(
いでき
)
て、今のやうに人気の騒ぎ立つは、ただ内の騒動ばかりでない、
斯
(
か
)
く人心の片意地なるは世間へ対しても不外聞至極ならずや。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
外国人は
穢
(
けが
)
れた者だ、日本の地には足踏みもさせられぬと云うことが国民全体の気風で、その中に武家は双刀を腰にして気力もあるから、血気の若武者は
折々
(
おりおり
)
外国人を
暗打
(
やみうち
)
にしたこともある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
それ所か、あの娘へ悪く云ひ寄るものでもございましたら、反つて
辻冠者
(
つじくわんじや
)
ばらでも駆り集めて、
暗打
(
やみうち
)
位は喰はせ兼ねない量見でございます。
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“暗”で始まる語句
暗
暗闇
暗澹
暗夜
暗誦
暗黒
暗示
暗礁
暗々裡
暗中