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暁方
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あかつきがた
ふりがな文庫
“
暁方
(
あかつきがた
)” の例文
旧字:
曉方
顔を洗ふべく、静かに井戸に
近
(
ちかづ
)
いた自分は、敢て
喧
(
かし
)
ましき吊車の音に、この
暁方
(
あかつきがた
)
の神々しい
静寂
(
しづけさ
)
を破る必要がなかつた。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その
間
(
ま
)
もあらず一同を載せた屋根船は殊更に流れの強い河口の
潮
(
うしお
)
に送られて、
夕靄
(
ゆうもや
)
の
中
(
うち
)
に
横
(
よこたわ
)
る
永代橋
(
えいたいばし
)
を
潜
(
くぐ
)
るが早いか、
三股
(
みつまた
)
は
高尾稲荷
(
たかおいなり
)
の鳥居を
彼方
(
かなた
)
に見捨て、
暁方
(
あかつきがた
)
の雲の帯なくかなかずの
時鳥
(
ほととぎす
)
と
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
暁
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“暁”で始まる語句
暁
暁闇
暁天
暁台
暁星
暁斎
暁湖
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暁風
暁烏