景徳鎮けいとくちん)” の例文
十数年の長いあいだ、陶器すえものの技術をまなぼうため、みん景徳鎮けいとくちんに渡り、かの地にとどまるうち、異国の一女を妻として子まで生ました。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
丹泉は元来毎〻つね/″\江西の景徳鎮けいとくちんへ行つては、古代の窯器の佳品の模製を良工に指図しては作らせて、そして所謂掘出し好きや、比較的低い銭で高い物を買はうとする慾張りや
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
景徳鎮けいとくちん窯。筆者蔵(現在、日本民藝館蔵)。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
丹泉は元来毎〻つねづね江西こうせい景徳鎮けいとくちんへ行っては、古代の窯器の佳品の模製を良工に指図しては作らせて、そしていわゆる掘出し好きや、比較的低い銭で高い物を買おうとする慾張りや
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大明の景徳鎮けいとくちんにいて、支那の陶磁の製法をまなんでいた人に下僕しもべとして仕えていたというこの家のあるじの見聞談はまた、どんなに尾張あたりの田舎しか知らない奉公人たちにとっては
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十二年間も留まっていたこの江西省こうせいしょう饒州府じょうしゅうふ浮梁ふりょう(現在の景徳鎮けいとくちん)を立って。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)