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普通
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つね
ふりがな文庫
“
普通
(
つね
)” の例文
襦袢
(
じゅばん
)
の袖に花と乱るる濃き色は、柔らかき腕を音なく
滑
(
すべ
)
って、くっきりと
普通
(
つね
)
よりは明かなる肉の柱が、
蝶
(
ちょう
)
と傾く
絹紐
(
リボン
)
の下に
鮮
(
あざや
)
かである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
磧は黒く醜くなり
沙
(
すな
)
は黄ばめる
普通
(
つね
)
の沙となれり、見よ見よいかにと告げ知らするに二人は驚き、
眼
(
まなこ
)
を
睜
(
みは
)
りて見れば全く父の言葉に少しも
違
(
たが
)
わぬ
沙
(
すな
)
磧
(
こいし
)
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
葡萄大谷
(
ぶどうおおや
)
の別天地は生気
溌溂
(
はつらつ
)
たる緑葉に埋もれ、人々は
甦生
(
そせい
)
の力に溢れ、あるいは鉱山の発掘に、または武術の鍛練に、勤むべきが
普通
(
つね
)
であったのに、今年はそれが
不可能
(
できな
)
かった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
磧は黒く醜くなり
沙
(
すな
)
は黄ばめる
普通
(
つね
)
の沙となれり、見よ/\如何にと告げ知らするに二人は驚き、
眼
(
まなこ
)
を
睜
(
みは
)
りて見れば全く父の言葉に少しも違はぬ沙磧、あゝ
如是
(
かゝる
)
もの取らんとて可愛き弟を悩せしか
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“普通”の解説
普通(ふつう)とは、広く通用する状態のこと。普通の『普』は、「あまねく」「広く」を意味する字である。
対義語として、「特別」「特殊」「特異」「奇異」。類義語として、「一般」「通常」「平常」「平凡」「平庸」「凡庸」「平(ひら、なみ、つね)」「並(なみ、つね)」「庸(なみ、つね)」など。
(出典:Wikipedia)
普
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“普通”で始まる語句
普通牌
普通着
普通人
普通名
普通大体
普通教育
普通民家
普通選挙
普通選擧
普通社会人